福島県では、地域農業を支える指導者の皆様を対象に、スマート農業に関する知識を深め、地域への普及を進めることを目的としたセミナーを開催しました。講演・事例紹介・情報提供に加え、スマート農機の実演を通じて、最新の取り組みを体感いただきました。
講演・事例紹介
●「東北におけるスマート農業の経営評価」
農研機構 東北農業研究センター 宮路広武 氏より、導入効果の考え方や経営手法について講演がありました。

●「行政主導によるRTK基地局設置と現況」
宮城県農業振興課 田村亘 氏から、RTK基地局設置の背景や地域の変化についての事例紹介が行われました。
情報提供
- RTK基地局の利用方法(福島県農業振興課)
- RTK基地局とスマート農機の接続方法(株式会社トプコンソキアポジショニングジャパン)
- スマート農業に資するほ場整備(福島県農村基盤整備課)
展示・実演
- 営農管理システム「KSAS」(南東北クボタ)
- 栽培管理システム「Xarvio Field Manager」(ヤンマーアグリジャパン)
- 自動操舵システムを活用したトラクター実演(福島県農業総合センター)
- ドローンによる自動散布実演(ヤンマーアグリジャパン)
- GPS等を活用したほ場均平システム(ISEKI Japan東北カンパニー)


参加者の声
- 「RTKについて詳しく学べて理解が深まった」
- 「宮城県の事例紹介が非常に参考になった」
- 「配属されたばかりで知識がなかったが、スマート農業やRTKについて学べて有意義だった」
まとめ
本セミナーを通じて、地域の農業指導者の皆様がスマート農業の可能性を体感し、普及への一歩を踏み出しました。今後も県として、農業の現場を支える皆様と連携しながら、スマート農業の推進に取り組んでまいります。